2032年の周期予測
干支:壬子(みずのえね)
主旋律
鏡年には「中央を介さない通貨」「計算機知性」「生命の技術」という三つの種が繰り返し芽吹き、その裏で金融危機・感染症・力による国境変更が同時進行してきた。2032年は、これらデジタル・生命・地政学の系譜が実装と制度化の局面で交わりやすい年として主題を提示する。
共鳴テーマ トップ3
- ★★★★情報技術の種が計算機知性へ(マイクロプロセッサから生成AIへ)
- ★★★★戦後・冷戦後秩序の枠組み再編(力による国境変更を含む)
- ★★★感染症・食の安全が世界規模で問われる
予測トップ5
- デジタル通貨・分散型資産が制度化と実装の局面へ
- 生成AIと情報技術が次の実装段階へ進む
- 生命科学の新しい創薬・複製技術が前進する
- 力による国境変更を含む地政学再編の圧力が続く
- 感染症と大規模災害への備えが問われる
鏡年5枚(12・18・24・36・60年前)
2020年 12年前・同じ地支・庚子(かのえね)
新型コロナウイルスが世界を一変させた年。都市封鎖と大規模金融緩和が進む一方、GPT-3・mRNAワクチン・民間有人宇宙飛行など後年を規定する技術の種が同時に芽吹いた。
- 1月30日WHOが新型コロナに国際的緊急事態を宣言
- 1月31日英国がEUを正式に離脱
- 3月9日コロナショックで世界株式が暴落
2014年 18年前・サロス周期・甲午(きのえうま)
消費税が8%に上がり、ロシアのクリミア併合とイスラム国の台頭で国際秩序が揺れた年。御嶽山噴火が戦後最悪の火山災害となり、西アフリカでは史上最大のエボラ流行が起きた。大手ビットコイン取引所の破綻とモバイル決済の普及が、通貨のデジタル化の試練と前進を同時に示した。
- 2月28日大手ビットコイン取引所が経営破綻(暗号資産の試練)
- 3月18日ロシアがクリミアを併合
- 4月1日消費税が5%から8%に引き上げられる
2008年 24年前・同じ地支・戊子(つちのえね)
リーマン・ブラザーズの破綻から世界金融危機が広がった年。北京五輪に沸く一方、秋葉原の無差別殺傷や内陸地震が社会を揺らし、高機能スマートフォンが日本市場に上陸した。危機の直後には中央銀行を介さない通貨の設計思想(ビットコイン白書)が静かに公開された。
- 6月8日秋葉原で無差別殺傷事件(死者7名)
- 6月14日岩手・宮城内陸地震(M7.2)が発生
- 7月11日高機能スマートフォンが日本市場に上陸(3G対応端末の国内発売)
1996年 36年前・同じ地支・丙子(ひのえね)
生命科学と情報技術の「種」が同時に芽吹いた年。羊ドリーのクローン成功と対話型ゲームの登場が後年の巨大な流れの起点となり、英国では狂牛病の人への感染が公式に認められた。
- 2月10日チェス専用計算機が世界王者から初の1勝
- 2月27日携帯型ゲームの育成・交換型作品が発売
- 3月20日英国が狂牛病(BSE)の人への感染を公式に認める
1972年 60年前・還暦(干支一致)・壬子(みずのえね)
沖縄返還と日中国交正常化で戦後日本の対外的枠組みが転換する一方、マイクロプロセッサ(Intel 8008)・C言語・家庭用ビデオゲーム(Pong)など、後の情報社会を形づくる技術の種が相次いで芽吹いた年。
- 2月19日あさま山荘事件
- 4月マイクロプロセッサ Intel 8008 登場
- 5月15日沖縄返還
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